hi, hikaru

『駅すぱあと』でお馴染みヴァル研究所で、テクニカルエバンジェリストとして働いている丸山が綴るブログです。

経路探索ロジックが新しくなります #駅すぱあとWebサービス

こんにちは。 駅すぱあとWebサービスの経路探索ロジックが新しくなり、ダイヤによる探索での経路探索結果が今までと変わって多彩な経路を表現してくれるようになりました。

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駅すぱあとWebサービスとは

国内初の乗換案内ソフト駅すぱあとがもつ様々な情報をWebAPIで提供しているサービスです。

ekiworld.net

経路探索はもちろん、駅データや時刻表などの情報を取得できます。 無料で使えるフリープランを用意しており、企業にかぎらず個人でも利用できます。

最近 facebookページ を立ち上げて、駅すぱあとWebサービスの最新情報をお知らせしています。 このページが良いと思ったらいいね!を押してもらえると嬉しいです。よろしくお願いします!

経路探索ロジックの変更

2018年5月9日より、駅すぱあとWebサービスの経路探索ロジックが新しくなりました。

これまで、時刻を用いた経路探索(ダイヤによる探索)は、経路の選定基準として「二点間の所要時間」を最優先していました。 この結果、同一の移動経路で便のみが1本ずつずれた結果が多く返されるなどの場合がありました(例:20経路すべてが、新幹線のみの結果となる)。 今回の変更では、「二点間の所要時間」を重視する条件を見直し、移動の多様性を提示することを目的としております。

※単純に時刻順に並べた結果ではなく、移動経路が同一の結果を複数出すことを抑制したり、非現実的な乗換経路を避けるなど、より現実的な結果を表示させることを目指しているため、結果的に経路検索結果数は減少する傾向にあります。

具体例

大宮(埼玉県)から東京の例です。

変更前

探索条件を特に指定しなかった場合、新幹線ばかりレコメンドされていました。

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変更後

新幹線をはじめ、在来線もレコメンドされるようになりました。

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レスポンス速度の向上

経路探索ロジックの変更により、駅すぱあとWebサービスレスポンス速度が向上します!弊社で計測したところ、約1.35 - 6.64倍の向上が確認されています。

適用されるAPI

ダイヤによる探索を利用した経路探索APIが対象となります。 具体的に、

において、searchTypeパラメータにdeparture(発時刻探索)、arrival(着時刻探索)、lastTrain(終電探索)、firstTrain(始発探索)を指定した場合のみ適用されます。

※ レスポンスのデータ構造に変更はありません。

まとめ

経路探索ロジックの変更により、ダイヤによる探索にて

  • 実用的かつ利便性の高い経路を評価することにより、経路探索結果がバリエーション豊かに
  • レスポンス速度が向上

この2点、押さえていただければ良いかと思います。

終わりに

駅すぱあとWebサービスの経路探索ロジックが新しくなったよ、というお話でした。 このブログ読んでたら使ってみたくなった、という方、こちらからweb上でお申し込みができますので、お気軽に触ってみてください。 ではでは。