チームでペアプロ・モブプロについて振り返ってみたら色々見えてきた
チームでペアプロ、モブプロを導入して、気づけば半年経ちました。 実際やってみてどうだったのか、やりやすかったか?何か変化が起きたか?振り返ってみました。
振り返り方法
ふせんとペンを用意して、モブプロペアプロを半年やってみた感想をざっくばらんに書いてもらいました。
振り返って初めて分かった認識の不一致
結論を先に出すと、
ペアプロ・モブプロって何を実現するために採用しているのか、チームで認識が取れていない
これが、振り返った結果、分かったことでした。
例えば、"スピード"。
- 一番分かってる人が1人でやるのが一番速いのでは
- 速く機能ができるプラクティスではない
という感想があがりましたが、そりゃー、短期的に見れば一人でやった方が速いに決まってますよね。
でも、仕事は、一人で開発しているわけではないし、実装して終わりではないし、それをチームで運用するから、いろんな問題が起きるわけで・・。
ペアプロモブプロには、属人化の排除や情報共有など色々なメリットがあると巷では言われていますが、では、私たちは何を期待してその手段を実行するのでしょうか。
振り返り結果大放出
カテゴライズしてまとめた結果です。ほぼ原文ママ。
"スピード"とは?
- 品質とスピードはトレードオフ
- 3人でやって品質が上がったとして、その分のビジネス上のメリットがあるか
- 一番わかってる人が1人でやるのが一番速いのでは?
- 情報共有という点は速い?
- 速く機能ができるプラクティスではない
- モブは個人での実装より基本的に時間がかかる(そして疲れる)
ここで言っている"スピード"は何なのか、チームで一致させる必要がありそうです。
心理的安全性
- 懸念事項を共有できる安心感
これがモブで体感できているのはよき!!
デバッグや調査はモブに向かない
詰まったら、一度解散して個人で行なうのが良いらしい。
手段が目的になっていないか?
- 調査をはさむ作業ではダレることがあった
- ある程度わかっていることに対して行う場合はダレる気がする
- 目的をもっとはっきりさせたい
何を実現するために手法を取り入れているのか?チームで共通認識を合わせる必要がありそう。
感覚を大事にしたい
- ソロプログラミングの方が楽しい
- 人によって向き不向きがある
『楽しい』っていう感覚は大事にしたいですね。 こういうの含めて人によって向き不向きがあるなあと思います。
Next Action
- 我々は何を実現したいのか
- 実現する手段は何が最適なのか
認識を合わせて、チームで同じ方向を向いて目的を達成していきたいですね。
終わりに
振り返りは大事!!