hi, hikaru

『駅すぱあと』でお馴染みヴァル研究所で、テクニカルエバンジェリストとして働いている丸山が綴るブログです。

CMC_Meetupで学んだコミュニティ育成のイロハ #cmc_meetup

こんにちは。 先日行われたCMC_Meetup Vol.4に参加してきました。 かなり内容が濃かったため、その中でも特に印象に残っていることを自分のメモ用にまとめたいと思います。

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CMC_Meetup とは?

「コミュニティマーケティング」について考えるコミュニティだそうです。 元AWSで「JAWS-UG」の生みの親である小島英揮さんが主催されています。

コミュニティマーケティングとは?

・キャッシュアウトの増加を抑え、
・ターゲットに響くコンテンツを届け、
・ターゲットの自分ゴト化を進める、
顧客、および顧客内シェア拡大手法
出典:https://www.slideshare.net/hide69oz/20170412-cmc-vol4opening/13

と、書かれています。

つまり、ターゲットを熱狂させてどんどんシェアしてもらおう!それをやるには、お金はあんまりかからないよ!と、私なりに解釈しました。合ってるかな?ずれてたらどなたかご指摘ください。

なぜコミュニティマーケティングが求められているのか

誰しもが、「うちの製品をもっと世に広めたい、沢山の人に使ってもらいたい」と思っているのではないでしょうか。 様々なマーケティング手法がある中で、コミュニティマーケティングはどんなメリット、デメリットがあるのでしょう?

メリット

コミュニティ自身が見込み客を獲得し、育成してくれる

いわゆる「口コミ」です。サービス提供者よりも、利用者であるユーザから「これいいよ」と言われる方が信頼できます。

ブランドへのロイヤリティが向上し、ファンが増える

「このサービスいいよ」と人に話しているうちに、更にそのサービスが好きになる。 良いコミュニティはそのような場を提供することができます。

沢山のフィードバックを直接得られる

サービス提供者とユーザの双方向のコミュニケーションが実現するためです。

少ないマーケティングキャッシュアウトで行える

テレビCMで有名人を使って広告を打ったら、当然お金かかりますよね。 コミュニティ活動で必要なお金は、場所代と懇親会費くらいではないでしょうか。

デメリット

コミュニティ育成には時間と人が必要

何にでも当てはまることかもしれないですが・・。でも、コミュニティを育てるわけですから、時間がかからない訳がありません。 AWSJAWS-UGみたいなコミュニティを作りたい!と思ったところで、それが達成できるのは何年後でしょうね?

自分の1番ピンを見つけよう!ボウリングピン戦略とは

コミュニティマーケティングについて振り返ったところで、 ここからは、どのように実践していけば良いのかまとめていきたいと思います。

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ファーストピンを倒すと、より多くのピンが倒れますよね? ボウリングピン戦略とは、コアメンバーを中心に、コミュニティを拡大していくことです。

ファーストピン=コアメンバー。コアメンバーはコミュニティの核となる人物で、製品のファンであることが必須条件です。 また、コアメンバーは「ロールモデル」と「フォロワー」の両方の人物が含まれていることも重要です。

コミュニティ育成で必要な3つの「ファースト」

明日からできるコミュニティ育成で大事な3つのポイントを教えてもらいました。

オフラインファースト

オンラインではなく、直接出会う場を儲けましょう。何故ならば、熱量が伝わるからです。

アウトプットファースト

参加したユーザにアウトプットを求めましょう。何故ならば、コミュニティを自分ゴトにしてもらうためです。

コンテキストファースト

コミュニティの目的を共有しましょう。何故ならば、その目的がユーザを結びつけるからです。

3つの「ファースト」を忠実に守るために

コミュニティ運営を一緒に行う仲間を見つける

一人で行う大変さを、コクヨの山崎さんは身をもって経験したそうです。 全く関係ない打ち合わせに参加したときに、コミュニティに関連した話を振って賛同してくれた人を後からスカウトすると、仲間を見つけられると freeeの木本さんが教えてくれました。

趣旨説明は毎回必ず行う

コンテキストを毎回共有することで、主旨がブレない、新参者を排除しない といった効果があるそうです。 振り返ると、会の冒頭に小島さんが丁寧にCMC_Meetupの概要を説明してくださっていました。

アウトプットしてもらえるように工夫する

ウフルの八子さんが実践しているのは、 リアルタイムで議事録作成を行い共有することで、参加しているユーザが議論に集中できる環境を作っているそうです。 ユーザがアウトプットを無理なく行えるように、運営側でフォローしてあげるのが大事なのだなと思いました。

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まとめ

これから弊社でもコミュニティを立ち上げたいと思っていたところに、素晴らしい会に出会うことができました。 私はこの回が初めての参加だったのですが、他の参加者の方が神回と称しているくらい、 今回のCMC_Meetupのコンテンツ内容、熱量はすさまじかったようです。

小島さんが冒頭に説明していた、3つの「ファースト」にあったように、 私もアウトプットファーストしよう!と思ってブログを下書き状態にして早1ヶ月・・・なんとか次回のミートアップまでに公開できました。危なかった。

次回は6/23(金)にサイボウズさんのオフィスで開催されることが決定しています。 コミュニティマーケティングに興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。 残念ながら私は別の予定があり参加できないのですが(涙)

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